わたしたちは、「これからの世界へ、紀伊路をひらく」というミッションのもと、紀伊路の旅を魅力ある商材として発信するため、活動しています。
そのアウトラインは、「長い時間をかけ、紀伊路の全行程を辿る旅」。
そして、それは「人生で、いつかしてみたい旅」でもあります。
旅の商材化のために、全行程の時間体験リサーチをもとに、宿泊場所、食や各種サービス、沿道整備のすべてに対する課題抽出や今後のアイデアをとりまとめています。
紀伊路に残る、歴史文化や自然の豊かさを活かし「よりよい時間体験」へ結晶させる。このことを念頭に、沿道地域の文化を継承し続ける事業者との連携をすすめています。
紀伊路の旅、それは他では得がたい「自らを紡ぐ」時間体験です。大阪の街中から南大阪へ下り、山を越え紀州へ入り、アップダウンを繰り返し、その後は眩い海辺を伝い、そして山の世界へ。沿道の風景は幾度となく移り変わり、その中で時空の感覚や心身の状態が変わりゆく、とても奥深い時間です。わたしたちはこれを「成り・往き」の旅と名づけました。
300キロ・10日間あまりの旅は「自分が変わる、人生を俯瞰してみる時間」ともいえます。ありきたりな消費としての「観光」が曲がり角を迎える中。こうした旅のあり方はこれからの世界へ、静かにその価値を浸透させていくでしょう。
10日間以上を歩き続ける紀伊路の旅、それは「どんな」行程で「どういう」時間経験なのか。心身は「どんな」疲れを感じ、旅人は「どういう」メンタルになっていくのか。こうした時間体験の「質」に焦点を当てた、詳細な独自体験リサーチをわたしたちは継続しています。
実際に全行程を幾度も歩き、食事や休憩、史跡立寄りその他の実時間を詳細に記録することで旅人目線の体感や気分に向き合い、紀伊路の行程を4つの大きな章(序・守・破・離)と見立て、日々の蓄積疲労を加味・検証したモデルコースを設定しています。
紀伊路を旅することで、現世の濁りを清める旅の体験記
- 株式会社ユニスト・ホールディングス
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